1.友達

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私がトンネルをくぐると、その先は教室に繋がってました。 机が35個並び、黒板が前と右に一つずつ。 左には窓から光が漏れてます。 私はその場に立っていると、教室にいた一人が私を見て、叫ぶように言いました。 「おはよう!」 その声量に驚いて、私は怯みました。 すると他の人たちも私を見て、にっこりと微笑みました。 「おはよう」 「やあ、おはよう」 「おはよう、宿題やった?」 「おはよう、昨日のテレビ見た?」 「おはよう、席座ってよ」 私は一人に押されて席に座ります。 みんながニコニコ微笑んで私を見つめます。 「昨日の夜こんなことがあってね?」 「聞いてよ、うちの姉ちゃんが……」 「隣のクラスの」 「部活でさぁ……」 ガラリ。 扉が開きました。そこには先生がいて、先生も笑ってました。
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