最終話 20回目のクリスマスイブ

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(伸治) そうか、何にも、知らなかっよ。 桜、待っててくれて、ありがとう。 この、借りは、高くつくな、 高すぎて、返せるかな。 (山) お前なら大丈夫だよ、桜だけを、見ていればな。 最も、お前なら大丈夫だよな、酒は、基本的に、嫌いで、付き合い程度にしか、飲まないし、ばくちも、嫌いだし、女は、馬鹿が付くくらい、一人の女に、一途だし、まっ、心配要らないだろ。 俺が、太鼓判を、押すよ、な、伸治。 だから、桜、心配するな。 (桜) 私は、心配何かしてないよ、だって私は、伸治を、愛してるも~ん。 伸治も私を、愛してるよね~。 (山) はいはい、生温いな、やっぱり、男も女も、40年過ぎると、熱くなれね~のかな~。 (桜) 大丈夫です~熱くて、火傷するからね、触らないでね。 (千春) も~う、あちい、あちい、お幸せに。 (桜) は~い、当然です。 (千春) あ~。 (ハッハハハ、ハッハハハ、ハッハハハ、むかつく~。) (そして、殿くらい経っただろうか。) (伸治) おっ、タバコがなくなったな。 買ってくるか。 (山) おっ、伸治俺にも、買ってきてくれ。 (千春) 私が、行ってこようか。 (伸治) 良いよ。 (桜) 私も、一緒に行くよ。 (伸治) そっか、行くか。 (千春) あ~、ひど~いママが良くて、私は、駄目なの。 あっそうか、二人の、初めての、共同作業か。 行ってらしゃ~い。 (伸治) 千春。 (千春) んっ、なに。 (伸治) バイクのカギを、貸してくれ。 (千春) 良いけど、寒いじゃん、車で行けば。 (伸治) いから。 (千春) はい、ガッチャ。 (伸治) じゃあ行ってくる。
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