独り狼達の遠吠え

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世の中は、白か黒でしか無いんだ。明るかったり暗かったり、楽しかったり悲しかったり、平和だったり戦だったり。どっちかしか無い。 けれど願わくば。 君の様に、真ん中で、真っ直ぐに生きていけるのなら。僕もいつか、こんな世界の中でもそこに行けたのなら。 「また、会おう」 待っていてくれ。 ――――― 光は影の、影は光の果てまで付いて行くのだろう。 (オレが・僕が)笑って生きていたのなら、鐘を鳴らして君に知らせよう。 End. 割と沢山有る私なりの解釈の中で、ただ一つだけ全てに共通しているものが、 『ユーリの心境』 『鐘の音の解釈』 『フレンの存在』 です。 ユーリは自分を探して、正しさを探してもがいています。騎士を辞め、親友と離れて独りになって、やっと自分なりの正義を見出だすに至ったのではないかと。仲間との出会いは所謂(いわゆる)葉であって、根本的な彼の正義はこの頃に確立されたのだろうと思っています。 フレンはユーリを心配します。例え、現実が冷た過ぎるが為に騎士から逃げたのだとして、それでも彼は一人で背負う事を決めたのだと。いつか壊れてしまいやしないかと不安です。そして、自分も彼に釣り合う男に成れる様頑張るのです。父や隊長や民の為にも。そして、自分の正義の為にも。 鐘の音は、声です。素敵な音、響き渡るもの、平和の象徴。それを『声』に例えているんだと解釈しました。(オレ・僕)が、笑って生きていたのなら。どんな事があっても腐らずに乗り越えられていたのなら。この喉震わせてこの声に出して、堂々と(お前・君)に知らせるよ。 そんな感じです(笑) ここまで読んで下さって有難うございました…!  
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