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私が出会い系を利用してる理由はこれくらいにして…
放課後に会った男性とは別れ、家に着いたのは22時。
「ユキ、遅いじゃない。何してたの」
玄関開けたら母親が出迎えていた。
怖い顔して。
「ナツコたちと遊んでたの」
そんな母親の横を通り過ぎ、階段を上る。
「ユキ!!」
怒鳴る声を無視してドアを閉めた。
過保護な親がウザかった。
もう19歳なのに22時で遅いとかありえない。
ケータイをベッドに投げつけ、イラつく気持ちぶつけた。
そのままベッドに倒れ込む。
ふと、ケータイがピカピカ光ってるのに気づく。
『新着メール1件 受信』
メールを開いてみると、昼間にメールをくれた28歳の男性からだった。
名前はヨシさん。
『返事遅くなってゴメンな😣楽しくメールしましょう😁ユキちゃんは何してる人⁉』
寝転んだまま返事を返す。
というか…ヨシさんにメールしてたの忘れてた。
『大学生ですよ😉ヨシさんは何してる人ですか⁉😌』
メールを送ってからしばらく起きてたんだけど、この日は返事もなく私は眠りについた。
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