はじまり

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次の日、 起きてケータイを確認したけどヨシさんからの返事はなし。 こんなことはよくある事だし、あまり気にせず学校へ向かった。 駅から学校までは通学バスが出る。 この朝の時間が嫌い。 バスに乗るまでに10分は並ぶ。 「おはよう!昨日はどうでしたかぁ?」 後ろからやってきたナツコが横に並ぶ。 「別にー」 「28歳から返事きた?」 「きた!でも返事返ってこない」 「なんじゃそりゃ」 会話をしている内にバスが到着。乗り込んで学校へ向かった。 また同じようにつまらない授業が始まり、私はナツコと話していた。 するとケータイが光り、メールを受信。 あのヨシさんからだった。 『返事遅くなってゴメン😣俺は飲食関係の仕事してるよ😁今授業中かな?メール出来そうだったら返事ちょーだい』 私は素早く返事をする。 『授業中ですが大丈夫です😆✌今仕事中ですか⁉』 ケータイを閉じて、またナツコと会話しているとすぐにケータイが光った。 「また出会い系?飽きないねぇ」 とナツコが茶化す。 「ヨシさんからメール来てるの!」 そう言ってメールを開く。 『そう❗仕事中✋でも俺、偉いからサボっててもいいんだよ😁笑 ユキちゃんこそ、授業に集中しなさい👊』 『私も優秀だからサボっててもいいんですー😜笑』 今までの人達はみんな年上過ぎて絵文字もないし、1通目からすぐ『会おう』って言ってくるから、ヨシさんからのメールが新鮮だった。ノリも良さそうだしね。
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