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もしかして…と思って声をかけた。
「ねえ。あんた家出?」
萌えキャラ娘は目を合わせたまま一瞬固まった。
そしてうちの足から頭をザッと見て
「お姉さんも!?」
とちょっと高い声で返事した。
「あんたさ、そんな危なっかしいのにひとりでいたら襲われんぞ。」
「……」
「まあお気を付けて。んじゃ。」
うちは部屋に戻ろうとそいつに背を向けた、その瞬間
「う…う…うえーん!!」
って大きな声で泣きながらうちの服の裾を引っ張ってきた。
「めんどくせーなー!!」
ただ泣かせといて放置するわけにもいかない。
とりあえずうちの部屋につれてくことにした。
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