*…2

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もしかして…と思って声をかけた。 「ねえ。あんた家出?」 萌えキャラ娘は目を合わせたまま一瞬固まった。 そしてうちの足から頭をザッと見て 「お姉さんも!?」 とちょっと高い声で返事した。 「あんたさ、そんな危なっかしいのにひとりでいたら襲われんぞ。」 「……」 「まあお気を付けて。んじゃ。」 うちは部屋に戻ろうとそいつに背を向けた、その瞬間 「う…う…うえーん!!」 って大きな声で泣きながらうちの服の裾を引っ張ってきた。 「めんどくせーなー!!」 ただ泣かせといて放置するわけにもいかない。 とりあえずうちの部屋につれてくことにした。
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