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「あの…れいなちゃん?」 「あー19時待ち合わせの?」 「そうだよ。いやー会議が押しちゃってね、ははは」 今日の客はこいつか。 仕事もろくにできないのに役職ついてるようなオヤジだ。 「じゃあ、はい。」 うちは白く細長い手を差し出した。 「金、先払い。」 オヤジはぼろぼろの財布から諭吉さんを3枚取り出して素早くうちの手に乗せた。 「確かに。」 そして足早にホテルへ向かった。
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