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…仕方ない
パソコンでインターネットでも楽しむとするか…
そう思って、ノートパソコンを手に取ろうとするが、部屋の片隅に置いてあるべきパソコンがない。
『掃除でもして場所が変わったか』
呆然と振り返れば、そこには大きな目を細めた恋人の顔。
いつの間にこんなに近くにいたのか。
「パソコンは俺がぶっ壊した。」
静かに毒を吐いた恋人は、足音も立てずに、またキッチンへと向かった。
俺はため息を尽いて、手料理が並べられたテーブルの席に座った。
ふとテーブルの前を見やると中央に一輪の花がセンス良い花瓶に挿されていた。
あれ?今日は誰かの誕生日だったか?
俺は違うし、恋人の誕生日でもない。
だったら、誰の?
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