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私はしゃがんでいた身体を立たせると制服に着替えに部屋に戻ろうとその場を動いた。すると、まだ食べてる途中だっていうのに白亜とミコが着いてこようとする。
「あーもう、こらこら。ご飯中は動き回っちゃだめって言ったでしょ」
「にゃう~…」
「くぅ~…」
「ちゃんと食べ終わってから遊びなさい」
ミコと白亜をお皿へ押し戻して次こそリビングを後にした。すると、後ろからひょこひょこと灯夜がやって来た。
「もー、どうせ君はもう食べ終わったんだよねー…」
部屋に着くと、部屋にあるゲージががしゃがしゃと動いていた。
「あ、アメリア起きたんだ」
もふもふとした灰色の毛並みが可愛い垂れた耳がチャームポイントのロップイヤーのうさぎのあめがひくひくと鼻を動かしてこっちをジッと見つめていた。
ゲージに手を入れてアメリアをひと撫でして制服に手をかけた。
制服に着替えてバタバタとあわてて階段を駆け降りる。そして玄関にかけてるリードを剥ぎ取る。
そして庭にある大型犬の犬小屋に駆け寄る。
「蓮太、シン!散歩行くよ!」
すると、わふん!と茶色の優しい顔したラブラドールと青色のクールな瞳のシベリアンハスキーが駆け寄ってきた。ペロペロと嬉しそうに顔を舐める2匹の重さに耐えきれずそのまま後ろに倒れこんでしまった。
「ああ、もー。ほら、散歩行くよ」
ようやく蓮太とシンにリードを着けて家を出発した。
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