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途端、家康は笑い出した。
「なっ何がおかしい!」
「だって三成、意外と行動派だなと思って。普段コソコソしてるヤツとは思えん。」
涙を拭いながらのその言葉に三成は怒りが込み上げる。
しかしそれを押し殺し、「うるさい」の一言で片付けた。
そして茶碗に冷飯を盛り、湯をかける。
「ん。」
それを差し出すとまたも爆笑する家康。
「なっ」
「おまえはいい嫁になれそうだ!」
「き…さま。要らないなら棄てるぞ!」
「わーっ冗談だ冗談!もちろん貰う!」
そんなやりとりをした後、二人で縁側に座ってさらさらと飯を食べ始める。
「…おまえの主は誰なんだ?」
「…なぜだ?普通は織田だと思うだろう。」
いきなりの質問ではあったが、三成は逆に質問で返した。
「この前、『あの方たち』と言った。信長と並ぶものはいないだろ?それに…魔王をそこまで信頼出来ると思えん。」
顔には出さなかったが、三成は家康の鋭さに少しばかり驚いた。
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