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春の陽気に包まれて
通学路の桜並木を歩く。
今日から三年生のあたし。
「クラス替えどうなってるかな
…………きゃ!?」
考え事してたら
なんかに躓いて今にも
転びそうなあたし
やば、手も間に合わない――!!
顔面ごと倒れる!!
と思ったんだけど
「―――あれ?
痛くない…………」
「俺は痛いし…」
「ん!?
………って威地耶!?」
あたしの下には
幼なじみかつ、あたしの
彼氏の威地耶。
。
「もしかして助けてくれた?」
「当たり前だろ!
全くお前は昔から………」
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