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「よし…ならば…はじめようか…邪眼開眼ッ!!」
ドゥーン
「く…これが貴様の能力『親父抜きフランス仕込みシェフの気まぐれ目玉親父』か…ッ。だがしかしッ!!」
ドドドドドドドド
「!!これはッ!?」
「見ろ…これが新なる俺の力…『育脱毛』だッ」
バーン
「これがあのパパイヤ鈴木を退けたという…」
「くらえッ『九十九根毛』ッ!!」
ドシュン
「しまったッ!!ぐあああッ!!」
「はははッ!!さっきまでの威勢の良さはどうした~ッ!!」
「俺の足からジジイの声が…、骨のきしみがババアの声にッ!」
「モリワン」
「青木」
「モリワン」
「青木」
「く…こいつら、スーツとか売ってる店の名前をいいやがるッ!!」
「止めだッ『スクイズはスクールイズズームパンチ』」
👊
「ぐあああッ!!」
バーバリーはぶっ飛んだ。
ものすごくぶっ飛んだ。
西日本から東日本へ。
青森県へ。
青森県はとても素晴らしいところだった。
山も森も綺麗だった───
あれから二年が経ってバーバリーはリンゴ農園を経営している。
結婚して、子供が一人出来た。
今頃オリーブば何をしているだろうか。
優勝したのだろうか。
だがもう彼にはどうでもいいことだった。
妻が呼んでいる。
昼飯だろうか。
空を見上げる。
オリーブも見ているだろうか。
この果てない空を。
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