SCENE4 眞奈

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 眠れない眞奈は、仕方なくベッドから抜け出した。 薄ピンク色のTシャツに下着だけ、という格好だ。 ヒンヤリとした空気を感じ、自分を抱き締めるようにして、二の腕を摩る。 役割を果たしていない目覚まし時計のスイッチを切ると、壁に掛けてあったカーディガンを羽織った。 二階である自分の部屋を抜け出し、階下へと向かう。  
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