~本物の神様~

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あるところに○月○日に神様を盛大に称える村がありました。 すると、その村に自分が神様だと名乗る人物が三人現れました。 その村の村長は誰が本物の神様なのかを見極めなければなりませんでした。 その村の言い伝えによると、神様は物を透視する能力を持つと言われています。 そこで、村長はそれぞれの神様を神A(実は大学の数学科の教授)、神B(実は医者)、神C(この小説の講読者のあなた)とし次のようなことをさせて調べました。 まず、赤い玉3個と青い玉2個と外から何が入っているのかをわからなくする箱3つを用意します。 そして、それぞれの神に玉を1個入れた箱を渡し、その中身を当てさせるというものだった。 しかし、村長は失敗をして“神Aが神Bと神Cの中身を、神Bが神Cの中身がわかる”ように渡してしまったのです。 ところが、村長はそれに気付かずに調査をはじめてしまいました。 神Aと神Bはいっこうに中身がわかる様子はありません。 このとき、貴方の箱の中身は赤い玉でしょうか?それとも、青い玉でしょうか?それとも、どちらでもあり得るでしょうか?
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