とある少女のレポート

はじまり

「グリーンのくせに生意気だ!!」
取っ組み合いの喧嘩というかマウントポジションをとり一方的に叩いてる少女リーフと泣きべそかいてる少年グリーン
それを見てるだけの少年レッド
「リーフちゃんやめなさい」
ナナミはグリーンからリーフを引き離すとやれやれとため息をついた。
「なんで喧嘩になったの？」
「だっ、て、ぐ…りんが、あぁぁ」
「ちが、リーフがさきに…」
せきを切ったように泣き出す二人にこれ以上何も聞けないとレッドに向き直った
「レッドくんは何か知ってる？」
「リーフがグリーンにあそぼっていったら、グリーンがあそばないっていって、ああなった」
「レッドくんは何で二人をとめなかったの？」
「リーフおこったら、怖い、痛いのやだ」
いつもこうだ、毎日毎日リーフとグリーンは喧嘩をする。
「リーフ、グリーンにごめんなさいした？」
「ま、だぁぁ」
「グリーン、リーフにごめんなさいした？」
「ま、だ」
レッドは泣く二人の手を握らせた。
「じゃあごめんなさいしよ、おれも何もしなくてごめんなさい」
「ぐりん…ごめん、なさぁい」
「りぃふ、ごめ、んなさい」
よし、とレッドは言うと２人の手を引いて、外に出ていった
理由はいつも同じ『遊ばない』から最終的に泣き止んで三人で遊ぶのにいつも最初をグリーンは断る