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「……」
無言は肯定、ってか。俺ははぁっとため息をついた。
「姉貴は関係ないだろ？」
「関係あるよ！京子は大事な友達だから。嫌な思いさせたくないよ」
必死な様子の都。……そういえば聞いた事があるな。都、昔軽いいじめにあってたって。その時に仲良くなって助けてくれたのが姉貴だったって。
再びため息をついて、都に話し掛けた。
「じゃあ姉貴が俺達が付き合う事を了承したらいいんだよな？」
「え……？」
俺はまだ状況が飲み込めてない都を余所に、携帯をいじって電話をかけた。
「誰に電話？もしかして！……」
電話に手を伸ばす都を手でせいし、口元に指をつけシィッと合図を送る。
『もしもし』
「姉貴？いきなりだけどさ、俺と都が付き合う事になったって言ったらどうする？」
俺の横では真っ青になってる都。そんなのお構い無しで電話を続ける事にした。
『本当にっ！？良かったね～潤。やっと想いが叶ったんじゃん！』
電話の向こうのテンション高い姉貴の声が、横にいる都にも聞こえたようで、呆気にとられた顔をしている。
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