今度こそ!

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俺は都をそっと抱き寄せた。 「さっき俺は誰に好きだって言った?都にだよな?小学生の時からずっと。これだけ長い時間言い続けて、まだ信用出来ないのか?」 都は泣きじゃくりながらも首を横に振った。 「じゃあもう素直になれよ」 俺は再び都にキスをした。今度は都もそれを受け入れてくれた。それが嬉しくて、心の底から温かいモノが溢れてきた。 「都、俺の気持ちは変わらないから」 「うん。私もだよ」 ~後日談~ アシスタントさん達からの話によると、俺が都を好きだって事は、彼女らにはとっくにばれていたようだ。……都が俺を好きだって事も。 「だって筒井さん、先生と私達に接する態度、全然違いますもん」 「先生も筒井さんが帰った後はいつも寂しそうにしてたし」 「いつ付き合うのかなって話してたんですよ」 …………本当、俺達かなり遠回りしたんだよな。それでも、今が幸せなら……いいかな? ~END~
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