章のタイトルだって最後に考えればいいのよ

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            ◎ お分かりいただけたであろうか。 私は何も下心で先輩の胸を揉んでいたのではない事を。 善意の成り行きの果てなのである。 しかしこんな事になってしまった翌日の大学は実に気が引ける。 休んでしまおうと思ったのだが単位の関係上すでに私に登校拒否と言う選択肢は無く出席を稼ぐしかなかった。 寝坊でサボった過去の自分に叱咤激励を入れてやりたくなった。 馬鹿タレ! 仕方なく私は大学に歩みを進めた。 鼻歌を歌ってみたもののやはり気持ちは晴れることが無かったのでいっそのこと先輩の胸の感触を思い出しながら登校することにした。
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