まずプロローグというものの組み立て方から俺は知らない

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「肩こったぁ~」 あまりにも先輩がプンスカするもんなのでそろそろ媚でも売っておこうかと私は血迷っていた。 「肩揉みいたしましょうか?」 私の発言に先輩は目を輝かせて私に力説をしてきた。 「肩を揉んだってその場しのぎでしょ?なぜ肩がこるか、その問題の原因となるものを解決しないと肩をもんでもまた時間がたつと肩がこるわけ。じゃぁ問題はどこにあると思う?」 肩こりの原因? 「佐藤君は鈍いのね。よくグラビアアイドルが言ってるでしょ。胸よ胸!胸が重いから肩がこるの!」 確かに先輩はスタイルがよく胸も大きい方である。 「さて、佐藤君。どこを揉めばいいかわかったかな?」 先ほども述べたが私はイエスマンでありノーというのが苦手である。 下心ではない! 女性の胸を揉みたいなんて発情期の中学生と一緒にしないでいただきたい! 決して柔らかそうな未知の世界に飛び込んでみたいなんて考えてもいない! 60キロで走行中の車の窓から手を出せばCカップの女性の胸の感触と言う噂にはしゃぐほどガキではないのだ! さりげなく窓から手をだし感触を確かめた事は多々あるもそんな事を人前で公言するほど私は幼くないのだ! 私に下心がなかったことはこの説明で読者諸氏にもお分かりいただけたと思う。 「佐藤君!揉んでくれたまえ!さぁお構いなく!!」 私はまさかなと思った。 飲み会はまだ終わっていない、そしてゼミメンバーみんないる中で私は女性の胸を揉むなんてありえない話だ。 私は当然紳士であり臆病なわけではない。 先輩の肩を揉もうと手を伸ばした。
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