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「これはマッサージだ!」
カメラ目線で私はそう公言した。
そして先輩もカメラ目線で続けた。
「そうだ!佐藤君は私のオッパイを下心で揉みくだし私を濡らしてしまおうと考えているのだ!あつかましい童貞だまったく!」
そうだ!
って違う!
私が下心で先輩を濡らそうと?!
そんな馬鹿な!
「先輩嘘でしょ?!」
私は驚き先輩に問いかけた。
「嘘ではない!現に揉んでいるではないか!」
何を言う!
私は指先に力を込めてしまった。
「キャン!佐藤くぅん痛いよぉ・・・」
こぬぉお!
この場に及んで子猫ちゃんか?!
私はさらに指先に力を込める。
「あっあぁん!もー!!痛いぃいいい!!!」
私は不覚にもあまりに痛がる先輩をもっと痛がらせたいと思ってしまった。
「もういい!佐藤君もうやめて!」
我武者羅に先輩の胸をもんでいることに気がつき私はその手を離した。
「ごめん、先輩・・・」
「佐藤君って隠れSなんだね!」
私がSなわけない!
これほど口すっぱく紳士を掲げている私がSなわけがないではないか。
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