第一章

6/6
前へ
/52ページ
次へ
島民達は小美人の言葉を聞いた後で、環境破壊は自分達にとっても地球にとってもマイナスであると考えをまとめた。 「わし達が間違っておった。元はわし達も地球の一部。地球と共に生きていくのが正しい道じゃ。小美人さん、モスラにそう伝えて下され。」 酋長の言葉はモスラに伝えられた。 「モスラはこの結論を嬉しく思っています。これからはこの島の守護獣としてこの島に居させて欲しいと言っています」 「わかりました。わし達はモスラをこの島の、地球の護り神として厚く待遇することを約束いたす」 こうして、モスラはインファント島に留まることになった。モスラが降り立った場所には石造りの祭壇のようなものが築かれた。モスラはここで羽を休めていた。モスラは人間と同じ様に有限の命の生き物だったので、死期が迫ると大きな卵を産んだ。祭壇にモスラは卵を産み、温めて幼虫を返して島民と同じ様に世代交代をしていくことになる。
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加