プロローグ

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突然だが、彼女の名前は後ほど本編で紹介する。 みんなには悪いが、俺の都合上ここで明かすことは出来ない。 本当にスマン。 彼女との関わりによって俺は……いや、俺達は唯一無二の存在になっていた。 --俺はそんな彼女に惹かれていったんだ。 それは彼女も同じだった。 それまではつまらない日々だったのに、彼女との出会いによって毎日が夢みたいに楽しくなった。 いつまでも続くような、果てしない感情だった。 ごめん。 うまく伝えられないな……。 結局、何が言いたいのかというと……。 --運命の悪戯を大切にしろ-- ということだ。 どんなに辛い時があっても、泣きじゃくりたい時があっても、耐えて耐えて耐え抜けば、きっと神様がチャンスを与えてくれる。 みんながそのチャンスを逃さないように、俺は、いや、俺たちはこの自叙伝を書いたんだ。 何の参考にもならないかもしれないけど、みんなの役に立てたら良いなと、心から思ってる。 これから始まるのは、俺と彼女の、友情と絆の物語……。 追記:あくまでも「暇つぶし」のような軽い気持ちで読んでくれよな。 俺も、その方が有り難いからさ……。
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