1回目

5/7
前へ
/18ページ
次へ
私の世界に色はない。いや、色盲とかではないんだ、今は有るし。だが、何と言うか色褪せたような味気ないような、そんな世界だった。そう、《だった》。昔から人より一歩引いた場から見るのが好きだったからかあまり周りも私とか関わろうとはしなかったんだが、高校生という者になってからは変化した。一転して私の世界は鮮やかになった。 川 ゚ -゚)「………しまった、電車目の前で見逃した」 鮮やかにしてくれた愛しい人間達。 彼らが一番に美しい色をしていると言ったら、笑われるだろうか。  
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加