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次に詐欺師のチャレンジ。
「この事件は先に誰が無実かを証明していく消去法の方が効率がいい」
詐欺師は冷静に言い続ける
「まず、親友は違う」
そこに友人が口を挟む
「なんでだ?理由を言え!」
友人は焦りながら前に来て言った
「俺が目撃者だ」
友人は共犯は?と言う
「ゴム手は一つ、凶器も一つ、金銭目的じゃないのに共犯をするなんてアホしかやらない」
友人は舌打ちをして少し納得する
「次はお前の殺人できるかを確認する友人」
友人はまた前に出てきた
「俺は5時以降部屋を出てない!テレビも見てたろ!」
詐欺師はうなずく
「資料にも書いてあったな、付けっぱなしもありえるが目撃証言すらないからな、後だ」
次…、詐欺師が言った
「お前が一番怪しいと俺は思っている」
「なんでですか?」
経営者が訪ねる
「凶器が手に入れやすいからだ」
へ?と言いそうな顔になる
「凶器が包丁ならばすぐ手に入れられる、ゴム手袋もだ」
「そんな、ゴム手袋も包丁もどこにでも普通に売ってますよ!」
経営者は反論する
「かもしれないがな…、団体でホテル行って包丁とゴム手袋を買うやつなんているか?」
詐欺師が問う
「うぐ…、第一鍵は5時にはかかっていたんですよ!どうやってあけるんです?」
経営者に焦りが見える
「食事です。だけだ」
「ほかの人が食事行こうって言ったら?」
「先に行っててくれと言う」
「断言する理由は?」
「被害者のカバンが開けっ放しだったこと」
「?」
「被害者は経営者に気づきドアを開け用件を聞き、カバンを閉めようとしたんだろ、友人なら先に閉めてドアを開ける」
「あ―」
「ゴム手袋にはお前の指紋が付いてるな絶対」
詐欺師。クリア
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