*第1章*

5/6
前へ
/6ページ
次へ
「今回は本当だもの!嘘ついてませーんっ!」 「今回はって…はいはい。信じます、信じますー」 いかにも面倒臭い、という風にキッチンに向かう。夜ご飯のしたくの途中だったようだ。 「あーっ!!信じてないな!?知らないからね!後悔するんだから!」 リビングで子供のように母が叫んでいるが、本当に面倒臭くなったのか由美は反応しない。 「由美ちゃんの親不孝者モノ!うわああんっ」 ひとりで盛り上がり、自室に走り去っていった。 「えっ!ちょっとご飯!!……明日の朝ご飯トマト入りサラダに決定」 由美はまたはぁっと溜め息をつきながらキッチンに戻っていった
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加