僕の名前は

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結花さんは週に3回働きに行ってる様ですが、その日以外は家で家事をこなします。 「シロップが来てから、寂しくなくていいね」 と、結花さんも歓迎してくれて嬉しいです。 「ほら~。気持ちいいでしょー? シロップ~」 と、顎の下をちょこちょこと撫でてくる結花さん。 くすぐったい! たまらず僕は結花さんの腕の中から逃げました。 「ふふっ。じゃあ先ずは水回りを片付けちゃおうか」 そう言って結花さんは台所へ向かいます。 僕は何をするでもなく、結花さんの後ろをついて歩く。 掃除、洗濯と馴れた手つきで片付けて行き、最後は優也くん、純くん、花純ちゃんたち共同の子ども部屋を片付け終わって、結花さんの家事は終わりました。 それから三十分くらい、結花さんに遊んでもらうと 「ただいまー!」 と、元気な三兄妹の声。 「シロップー!」 家に入るなり花純ちゃんが私に向かって抱きついてきます。 くっ、苦しいです…… 「こらっ。花純。帰って来たら手洗い、うがいする。お兄ちゃんたちはみんな洗面所に行ったわよ」 「う~。ごめんなさい」 そう言うと 「シロップ! すぐ来るからね!」 と言い残して、花純ちゃんは洗面所へと消えて行ってしまいました。
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