僕の名前は

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さてさて。 子どもたちがみんなお風呂を終えて、最後に純也さんがお風呂場から帰って来る頃には、純くんと花純ちゃんがうとうとと微睡んでいました。 「花純疲れた……」 「純も」 二人がそう言うと、純也さんが 「じゃあ二人ともパジャマに着替えるんだ」 と言います。 三兄妹みなパジャマに着替えると、純也さんのところに集まります。 「優也はまだ眠くないのか?」 「うん。まだ」 「花純……眠い」 と、花純ちゃんは限界間近。純くんも直ぐにでも寝てしまいそうな勢いです。 「パパ……抱っこ」 「よーし。おいで。ほら、純も」 そう言って純也さんは花純ちゃんと純くんを抱き上げて、子ども部屋へと行ってしまいました。
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