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そして、花純ちゃんは泣きそうな顔から力強い顔になった。
「花純頑張る!」
厳しい顔になってたお父さんが、さっきみたいに柔らかい表情になった。
「よし。優也も純も頑張るって言ったし、飼ってよし」
「……っ! 本当に!?」
「ああ。いいよ」
「ありがとう! パパ大好きっ!」
そう言ってお父さんに抱きつく花純ちゃんをお父さんは持ち上げる。
「お父さんもだぞー」
「えへへ~。パパぁ」
「よかったわね。花純。じゃあ、みんなで猫ちゃんの名前考えないとねー」
「うん!」
その日から、僕はこの家族の一員になりました。
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