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あるところに二人の兄妹がいました。
兄の名は星夜。妹の名は星羅。
二人は冬の夜空を見上げていました------。
『ねぇ星夜にぃ?今日もお月様は光んないねぇ?』
「そうだね星羅…。お月様はもう輝けないんだよ。」
『どうしてぇ?』
「…それはね。お月様は太陽を失ってしまったからなんだ。」
『ふーん。あ!!流れ星!!』
「(…ユエ様は…今日も泣いていらっしゃるのか…。)」
『ねぇねぇ~もうお家帰ろ?寒いよぉ。』
「あぁ。そうだね。あ、せっかくだから星羅に一つお話を聞かせてあげる。」
『わぁ~い。どんなお話?』
「太陽の王子と月の姫君のお話だよ」
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