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「イヤッタァァァァァァァァァァァァァ!!」
俺は嬉しかった。初めてポケモンが手に入るなんて、想像もしていなかったから。直ぐに俺は下に降り、母さんに取り上げられてたライブキャスターを取り返し、すぐさま連絡をした。連絡の相手は、勿論あの2人だ!!
「チェレン!!ベル!!今すぐ俺んちに来てくれ!!俺達のポケモンが貰えるんだ!!」
―――――――――――――――
「エイジ、本当にアララギ博士からポケモンを貰ったのか?」
「本当だってほら!!アララギ博士からの証明書と、証拠のモンスターボール!!」
「……本当だ。あのドケチで有名なアララギ博士が、一体何の風の吹き回しなんだろうか……?」
一番先に来たのは、夏なのに水色の長袖ジャケットと黒いジーンズ姿の優等生みたいな奴、チェレンだった。チェレンは俺達と比べ物にならない程成績優秀で、実際学校で学力に関してはクラスや学年はおろか、校内一位をキープしている。父親が弁護士らしいからなぁ。その反面、御世辞にも運動力は低すぎる。運動面では校内ワースト一位・・・
「それよりも、僕達にとっては記念すべき日だというのに、ベルは一体何してんだ!?」
「ふぇぇぇぇん!!ゴメン!!」
チェレンがイライラしていると、緑の帽子を被ってオレンジ色の半袖シャツに白のロングスカート姿の少女、ベルがやって来た。
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