第1部 EP1:始まりの時

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ベルは何時ものんびりしていてポジティブで天然で天真爛漫で……、まあ面白い奴。学力は俺と同じ中間位なんだけど、運動力は逆に高すぎる。100mを3秒で走るし、握力は測定器が破壊されて測定不能だし……。運動面では校内一位に入るな絶対。 「ベル、何時も遅刻するのは仕方ないけど、今日ばかりは流石に駄目だって!!」 「ふぇぇぇぇん!!ごめんなさい!!」 「ベブッ!!」 「……あれ?チェレン、どうしたの!?」 「犯人はお前だよ(汗)」 チェレンがベルに注意していたら、ベルが腕を振り回していたらしく、その腕がチェレンの顎にヒットした様子。そのせいで、ポケモン選びが延長した。 ――――――――――――――― 「……で、誰が先に選ぶ?イタタ……」 「そりゃあ、エイジからでしょ」 「やっぱり俺から?」 「当たり前だろ。あっ、右奥歯抜けた」 チェレンが復活して、漸くポケモン選びが始まった。最初は俺みたいだ。俺は3匹のポケモンを選び始めた。右から草タイプのツタージャ、炎タイプのポカブ、水タイプのミジュマルか。俺としてはツタージャがいいけど…… 「あのさ、俺ツタージャで良いかな?」 「いいよ。僕違うのだから大丈夫」 「いいよ。私ももう決まってるし」 そうなんだ(汗)。まあツタージャが好きだし、コレに決めた。俺が選び終わると、ベルが残りの2つを取ってその内の1つをチェレンに渡した。
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