プロローグ

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「今日もいい天気だな」 そう呟きながら、僕は真っすぐに続く土手を歩き、学校へ向かっていた。 僕の名前は相沢太郎(アイザワタロウ) 17歳の現生高校生。 見た目も並、勉強も並、運動神経も並、特別家事が出来る訳でもなく、ずば抜けて得意とするものもない。 要するにただのマダオだ。 得に変わった事のない毎日に、正直飽き飽きしていた。 しかし何をしても並な自分が、自ら刺激を求めるなどもってのほかだ。
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