二次元

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僕は6時間目のチャイムの音と共に、教室の扉を開けた。 「今日は5時から"魔法戦士マコ"がするな、録画しないと」 そんな事を呟きながら。 帰宅中に腕時計を見ると、短い針がまだ3時半を指していた。 まだ時間があるな、よし。 大通りを曲がり、建物と建物の狭い間を通って裏道に出た。 3時にも関わらず薄暗く細い道は相変わらず不気味で、僕はそっと小走りをした。
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