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そして、本日から新しい学校に通うことになったんやけど……。
「地図間違えたかな?俺、方向音痴やしなぁ」
地図にかかれた場所に迷い迷って、人に聞きまくってようやく辿り着いたそこは!
お城でした。
……帰りたい。
「どんだけ金持ち校やねん!一般ピーポーの俺、めちゃ場違いやんけ」
おかんの再婚相手、何者?
相手が忙しすぎて一回しか見たことないけど、そん時めちゃ高級な料亭に連れてかれて生きた心地せんかった。
ご飯はめちゃ旨かったけど。
「どっから入ったらええんやろ?守衛さんに聞いたらええか」
「お待ちしておりました。東雲 木葉様」
事情を説明するより先に俺の顔を見るなり、かしこまった態度で挨拶されてびっくり。
そんで、高級そうな車(リムジンってヤツ)に乗せられて、走ること十分。
ついた先は、異世界でした。なんて、高そうな豪華な建物なんでしょう。
俺、帰りたい。
そういや、新しく兄になる人がこの学校、いや学園にいるとか言ってたな。
会えるかなぁ。でも、顔知らんわ。
不安と希望を胸に、案内された部屋へと向かった。
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