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またも、綺麗な男の人が現れてびっくり。金髪に彫りの深い顔立ち。理事長代理となんか似てる。
「私の息子で君の担任になる西宮 煌彪(タイガ)だ」
やっぱりか。てか、親子!?理事長代理ってば何歳なん?
それにしても“たいが”か。タイガー。虎や。格好いい。
「タイガー先生。格好いい名前と顔っすね。よろしくお願いしやす!」
この呼び方あかんかったかな?キョトンとしたまま固まってもうた。
「くくっ。面白いのが入ってきたな。たっぷり面倒見てやるよ」
「ほどほどでお願いしやーす」
うわぁ。危険な匂いプンプンやぁ。俺、いつかこの先生に喰われる気がする。くわばらくわばら。
「くくっ。遠慮しなくていーんだぜ?甘えにきたら、たっぷり可愛がってやるぜ?お前、乳臭そうだけどな」
「俺なんか喰ってもマズいから!
消化不良起こして腹壊すから止めといた方がいいですよ」
「くくっ。面白いな。東雲 木葉。顔に似合う可愛い名前だな」
いつもならキレてんのに、この先生のエロ声とフェロモンにヤられてもうた。
女ちゃうのに、腰にくるわ。
「さて、お前のルームメイトは、確か龍崎 光空(りゅうざき みあ)だったな。ネコ通し仲良くしろよ」
「……猫?確かにミアって猫の鳴き声みたい……」
前でタイガー先生がまた、くくっ。って笑っている。
笑い方も怪しくてエロいよ。この先生。
「お前。光空にそれ言わない方がいいぞ。噛みつかれるから」
え~。噛みつかれるって。猫みたいに可愛い生き物にやったら噛まれても許せるけど、不安要素が増えた。
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