超S天使vs気弱悪魔

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(-クゥはその頃-) 最近神父様が冷たい…… 朝早く教会を掃除して、僕を一人にベッドに縛り付けて行く……………… 昼のお仕事が終わってもそのまま……一緒にいられるのは夜だけだ。僕は…ぼくは、朝も昼も一緒にいたいのに………神父様はぼくを……キライなのかな…とクゥはベッドに身体をくくり付けられたまま想った………………… 「そんなこと、あるわけないだろう!!!」と心の想いに答えるように、声が聞こえた。そして、バサリっとクゥの目の前に降り立つ者は………「お兄ちゃん!?」クゥは一瞬驚いた表情から、その顔は嬉しい笑みを浮かべた。お兄ちゃんはクゥに抱き着き、ベッドの縄を解こうとしたのだが… 「…あれ……とれない…」
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