幸せですがなにか

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春の暖かい日差し ぽかぽかした陽は部屋の中まで差し込み、白いカーテンが光ってる 目覚めは悪いほうじゃない 隣には貴方の寝顔。 同じ布団で寝てる訳だから当たり前か、なんて思ってみる。 可愛いらしい、なんとも言えないその顔にみとれてしまう。 長い間見慣れてきた顔も、 白いベッド、さらには上半身裸というオプション付きだ (いや、普通にしてても雨くんは可愛い) 「朝ご飯、作っとくか」 朝ご飯、なんて言っても 料理の才能は捨てた訳で。 (さすがに麦茶だけというのは気が引ける。) 迷いに迷った結果、 トーストくらいなら作れるということで。 ベッドから降りる。 貴方を起こさないように、そっと。 「いっ‥」 立ち上がろうとした瞬間、腰にズキンとした痛み。 自然と笑みがこぼれる (昨日の事を思い出して赤面してるなんて、雨くんには秘密だ。) _
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