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雷‥
思ってるより
雷って弱いからさ、
すぐに壊れてしまいそうで怖い。
俺が、壊してしまいそうで、
でもやっぱり俺には雷が必要不可欠だったよ。
雷が居ないときの不安は、どうしようもないものだった‥
雷
しばらく会えないけどさ、次会う時は
ぎゅーっと抱きしめあって
いっぱいちゅうして
一緒に泣いて
一緒に笑おうね。
自然と涙が消え、視線を女の子へと移す。
小さなほっぺたをぷにぷにしながら、なるべく元気な声で言った。
「お兄ちゃん、パワー復活!
頑張っちゃうもんねー!」
「ふふっ、よかった!」
走って帰っていく女の子に"ありがとう"と呟きながら
新しい窓の外の景色に目を移した
キラキラ、輝く太陽
サラサラ、流れる川
ユラユラ、揺れる花
なんか、頑張って行けそうな気がして来たよ。
電話もメールも出来るじゃん!
テレビ電話も出来るじゃん!
だから、ちょっとだけ離れ離れになるけどね、雷‥
雷のこと想ってるからね、
ずぅぅぅぅぅぅぅっとだよ?
「またね!」
"またね、緑さん"
(次は絶対あるから)
(またね!)
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長い‥私にしては長い‥
サンタさん文才をください
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