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『どんな話かちょっと教えろよ』
「おう」
この素晴らしき完納小説のあらすじを聞くがいい、友人よ。
「借金まみれのニートが、母の死をきっかけに葬儀代と彼女との結婚式代を」
『……は……?ちょっ、ちょっと待てお前。そこにどんな官能要素がある?』
話に割り込む友人。何か不服だったのか?
「え、だからその借金を完納するんだよ、これが完納小説だろ」
『………ばっ…かだなぁお前ww官能の意味はそれじゃねえって。まさか意味知らなかったの?』
え?何だ?意味が違う……?
「え…っいやいや。知ってたぜ、ギャグだよギャグ。ギャグで書いたんだ今のは」
『だよなぁw流石に今のは馬鹿すぎるぜ』
「ちゃんとしたやつ書くから。うん。それじゃあ」
電話を切る。
……はぁ。
何かなぁ。
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