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小嶋さんと愛菜は、特別仲が良いという訳でもなかった。
ただ、シフトが重なりまくりだったのだ。
好きではない‥‥が、嫌いでもない‥‥ただバイトの人間ってだけ。
お店のドアが開いた。
「あ!小嶋さん来た。」
そう呟き、厨房にいた海野さんに声をかけた。
「海野さーん!!小嶋さんきましたよー!」
そう言った後に振り返った私の目に飛び込んできたのは、小嶋さんではなく、1人の男性だった。
黒髪に黒メガネ。
スラッと背の高い、色白な美男子。
その知的なオーラに私は目を奪われた。
小嶋さんの‥‥‥お友だち?
でも‥海野さんともお話ししてる。
一体彼は誰???
素敵だなぁ~。格好いいなぁ。
自分好みの人を見つけた瞬間だった。
顔じゃない。
このオーラ‥‥なんなんだろう。
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