2009.1月

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小嶋さんと愛菜は、特別仲が良いという訳でもなかった。 ただ、シフトが重なりまくりだったのだ。 好きではない‥‥が、嫌いでもない‥‥ただバイトの人間ってだけ。 お店のドアが開いた。 「あ!小嶋さん来た。」 そう呟き、厨房にいた海野さんに声をかけた。 「海野さーん!!小嶋さんきましたよー!」 そう言った後に振り返った私の目に飛び込んできたのは、小嶋さんではなく、1人の男性だった。 黒髪に黒メガネ。 スラッと背の高い、色白な美男子。 その知的なオーラに私は目を奪われた。 小嶋さんの‥‥‥お友だち? でも‥海野さんともお話ししてる。 一体彼は誰??? 素敵だなぁ~。格好いいなぁ。 自分好みの人を見つけた瞬間だった。 顔じゃない。 このオーラ‥‥なんなんだろう。
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