2009.1月

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スーツ姿の二人は忙しそうにお店を出てってしまった。 あの美男子はまた来てくれるだろうか? もう会えないのだろうか? せめてアドレス聞いとけばよかったー!!! あ、でも小嶋さんに聞けばいいのか。 いやそんなお恥ずかしい事‥。 考えてるうちに私は海野さんに聞いていた。 「さっきの小嶋さんのお友達って知り合いですか???」 「あぁ宇田ちゃんの事?メガネかけてた人でしょう?」 「はい‥。」 「宇田ちゃんも昔この店で働いてたんだよ!」 「そうなんですかぁ~。」 どうりで知り合いな訳だ。 ハッ!!!!!!!!!! 私は後になってから「別に興味ないですけど。」オーラをむんむんに放出した。 あんな美男子がこんな私を好きになる訳がない。 まさに論外だ。 だいたいむこうは小嶋さんと同い年。 16才の私からしたら4才も年上だし。 夢のまた夢。 私には恋なんて無縁だ。
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