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「はっ……!?」
強烈な頭痛で目が覚めた。
俊二は何もない真っ白な空間の中にいた。
そこは小さい頃読んだ漫画のような世界だった。
頭は痛い、喉は渇き、体は怠い。まるでインフルエンザにでもなったようだ。
それにしても喉の渇きが酷い……
【母さん! 水!】
叫ぼうとしたが声が出ない、体が言うことを利かなかった。
「やあ、やっと起きたか。いや、正確には起きてはいないか。ハッハッハ」
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