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急な転校!?天河島へ
船で約半日…日本のとある端から天河島までかかる時間だ。
船はこれでも高速船らしい。これでもと言うのは 、船がクソボロく小さいという俺の不満とは全く関係はない。
「途中で沈んだりしねぇだろうな…」
なんと愚痴をこぼしながら俺は全く見えてこない海の先をじっと見ながらボーっと吊ったっている。
何もない甲板から見える景色なんてタカがしれてる。
「これも全部…あのクソ親父のせいだ…」
そう、こうして天河島に向かっているのも俺のクソ親父が急な転校宣言を出したからだ。
それも…その話を切り出したのは二日前のことだった…
―二日前―
珍しく家に帰ってきたかと思えば俺の両親は、俺を居間に呼び出してすぐに話を切り出してきた。
呼び出しくらった時点で嫌な予感はしていたんだがな…
「どうだ学校の調子は?」
先に口を開いたのは親父だった。
「学校の調子…?まだ壊れてないと思うぜ?そういや何か男子トイレが半壊してたけどな」
「そうそう♪男子トイレって不良男共の溜まり場になって雑に扱いやがるよなぁ♪父さんのころも…って誰が校舎の話をしとるか!」
ノリつっこみ…
「何だ俺のこと?…べつに、これといって楽しくもないし普通な感じだけど?」
溜まってた不良共に絡まれた時に残らずぶっ飛ばしてトイレを半壊させたのが俺のことは黙っておこう。
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