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僕たちは生きて 僕たちは息をする
その繰り返しこそが
生に執着する何よりの理由で
だからこそ
目には見えず 手では触れられない
その遠さこそが
死を実感させる何よりの意味で
曖昧だから
僕たちは涙を知った
歪んでるからこそ
僕たちは絶望を味わった
それだから その狭間で見た
わずかな世界に 手を伸ばした
その先に差し出された希望を紡ぎ
その先に見えるはずの世界を想い
今 此処に在るべき姿になった
僕たちは生きて 僕たちは息をする
僕たちは絶望の中
世界を希望で満たす
だから
僕は 今に生きるの
_
南+悠
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