出逢い
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「これ」 彼女が指差すもの。 ブリキの缶だ。 「夢が詰まってるよ」 彼女がまたニコッと笑うもんだから、僕も笑う。 「夢…?」 渡された缶を開けた。 「…あ」 紙だ。 「…ああ!」 夢を描いた紙だ。 「懐かしい!」 僕は笑った。 彼女も笑う。 「なんて描いてたっけ」
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