限界

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ある日学校帰りに ひとり歩いていると 後ろから智也が走ってきた 智也だけは仲良くしてくれたのだ 「何も出来なくてごめんね」智也は言った もちろん僕はそんなこと気にして無かった そばに居てくれるだけで 嬉しかったのだ 翌日いつもより早く学校に行くと 教室から笑い声が聞こえてきた 教室の扉を開けてみると 智也と他数人が僕の机の周りにいた そこに行ってみると 菊の花が置いてあった 前の日に先生から教えてもらったから 意味はわかっていた 智也を見ると 笑っていた 僕は限界を感じ 帰りに先生のもとへ行き いじめられてることを話した 先生は 「くだらん妄想してる暇があったら勉強しろ」 と言いいはなった 次の日僕は学校を休んで 部屋の隅で泣いていた 夕方になって 先生がやってきた やっと信じてくれたかと思ったが違った 僕を見るなり怒鳴りつけたのだ
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