不安の渦

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付き合える可能性は無かった。今でも夢みたい。 拓弥とカレカノになった時から分かっていたのに。 卒業したと分かっていても、でもやっぱり拓弥を探してしまう。 拓弥がいない屋上に一人、また来てはあなたを想って泣いてしまう。拓弥のいない屋上は肌寒い。 「拓弥……会いたい」 たまにしか会えない日々が苦しい。分かってたことなのに………。 やっぱり拓弥のいない世界はくすんで見える。 今は涙で空が滲んでる。不安は消えない。 でもね、あなたのいない学校でも頑張ってみせるから。
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