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【アースラ、ブリッジ】
クロノは重い表情でリンディと向き合っていた
リンディ「それじゃ、クロノもそう思っているのね」
クロノ「はい、僕だけじゃなく…レインも同じ思いだと思います」
リンディ「レインさんもクロノと同じなのね」
クロノ「この戦い…次が最後になります」
それを聞いたリンディは重い表情になった
目を閉じて、何かを考えているようだ
目を開いた後、クロノに聞いてきた
リンディ「レインさんのケガの具合はどうなの?」
クロノ「レインのケガは良好です。今すぐとは行きませんが…3日もすれば万全な状態になるかと」
リンディ「そう、それじゃ…」
クロノ「はい、決戦は3日後です」
3日後
それがこの戦いの最後の日
リンディ「そう、それならアースラも万全な状態にしないとね。それと、クロノ…あなたも」
クロノ「はい、僕はレインと一緒に行きます。一緒にあいつらの飛空艇に乗り込みます」
答えるクロノにリンディは小さく笑っていた
リンディ「そう言うと思ったは、クロノ、レインさんの事好きだもんね」
その言葉を聞くと、クロノはたじろいでいた
クロノ「ち、違います!僕はレイン達だけだと心配だから着いて行くだけです!!」
リンディ「それを好きって言うんじゃないの?」
リンディはニヤニヤと底意地の悪そうな笑みを浮かべていた
クロノ「だから、違いますって!!」
必死で否定するクロノだったが、明らかにリンディはその状況を楽しんでいた
リンディ「私は別にいいのよ…クロノがそういう道に走っても!どんなクロノになっても私の大切な息子何だから!!」
両手で顔を覆い、わざと泣き真似をしている
そんなリンディを見たクロノは
クロノ「はぁぁぁ…」
頭を抑え…とても深いため息を吐いていた
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