第11章

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クロノが決戦を3日と決めていたその頃 飛空艇ヴァルハラの個室でリゼルが何かの準備をしていた ドアからノックする音が聞こえた リゼル「入れ」 リゼルが一言言うと、ドアが開いた クレア「リゼル様」 リゼル「クレアか…もうケガは大丈夫なのか?」 クレア「はい、おかげさまで。ご心配おかけしました」 リゼル「しかし、驚きだったぜ、お前があそこまでやられるなんてな」 クレア「すみませんでした」 クレアは深く頭を下げ、謝って来る リゼルは頭を上げるように指示すると、クレアは頭を上げる リゼル「次は油断するんじゃないぞ。あいつら強いからな」 クレア「はい、次は最初から本気で行きます」 リゼル「ああ、そうしてくれ。それと要件は何だ?」 クレアは思い出したように顔をすると、クレアがここに来た要件を伝えた クレア「ヴァルハラの起動準備が整いました」 リゼル「そうか、思ったより速かったな。こっちはもう少し掛かりそうだ…起動はまだ待ってくれ」 クレア「分かりました」 それを聞くとリゼルは自分の準備を再開する だが、クレアがまだ部屋を出ようとせずに立っている リゼル「どうした、まだ何かあるのか?」 リゼルが聞くとクレアが口ごもりながら答えた クレア「リゼル様…その……本当にあれを使うのですか?」 リゼル「その事か……ああ…使うさ…お前は反対か?」 少しの沈黙の後、クレアが重い口調で答える クレア「はい、私はやはり反対です。あれは…嫌いですから」 リゼル「お前ならそう言うと思ったよ。でもな……」 クレア「はい、わかっています…だから、私はもう何も言いません」 リゼル「気を付けろよ…次は…クレアになるかも知れないからな」 クレア「…………」 クレアは何も答えない それを確認したのか、してないのか、リゼルは話を続ける リゼル「この準備ももうすぐ終わる。そしたら、レインとの最後の戦いになるだろうな」 リゼルはうっすらと微笑み リゼル「ヴァルハラ起動は……2日後だ!」
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