第11章

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なのは「最後…か。それはレイン君の勘なの?」 レイン「ああ、証拠はないけどな……信じられないか?」 その問いになのはは首を横に振った なのは「ううん…信じるよ…レイン君の勘を」 フェイト「私も…信じるよ」 はやて「うちもや…信じる」 3人の迷いのない答え それは自分たちも覚悟をしている目だった その目を見たレインは夜空の遠くを見上げ レイン「…最後の戦い…絶対に勝とうな」 そう言うと その言葉に3人は微笑みながらうなずいていた レイン「さて、そろそろ戻ろうか?」 なのは「はい」 なのはとフェイトは手を離して、立ち上がる だが… レインが立ち上がると レイン「あの…はやて…」 はやてはレインの背中に乗ったままだった それよか、落ちないように、レインの腰に足を絡ませ、首に絡めていた腕にも力を入れて来た はやて「なんや?」 レイン「降りてくれませんかねぇ……」 はやて「嫌や」 即答だった はやて「レイン君の背中…暖かいんや。離れとうない」 レインの背中に頭を乗せて 安心仕切っている これは仕方ないな 無理に下ろし訳にも行かないのでこのまま帰ろうとしたが なのは「ずるい…」 レイン「えっ?」 嫌な予感がした なのは「はやてちゃんだけずるいよ!」 フェイト「そうだよ、私達も!」 その勢いで背中に飛び乗って来るかと思ったが… それはなかった、変わりに… なのは「にゃはは!」 フェイト「えへへ!」 なのはとフェイトが左右の腕に組んで来た 背中にははやて 右腕にはなのは 左腕にはフェイト 3人それぞれが幸せそうに微笑んでいる そんな状態だった この状態のままレインはアースラに戻って行った
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